JOURNAL / MAKING ·

音楽を、はじめました。AIのおかげで、やっと。

夜の音楽制作デスクと「音楽を、はじめました。」の文字を組み合わせたSUKOSHI NANAME MUSICのJournalビジュアル

スタジオ スコシナナメで、音楽をはじめました。

これまでWebアプリを作ったり、文章を書いたり、アニメを作ったりしてきましたが、そこに新しく「音楽」が加わりました。

名前は、SUKOSHI NANAME MUSIC。

ただ、私の中では突然「音楽もやってみよう」と思いついた感覚ではありません。

昔から曲を作ることは好きだった。

でも、完成させるところまでいくのが、ずっと面倒だった。

AIを使うようになって、その壁がかなり低くなりました。

そして音楽を作り始めてから、考えるようになったことがあります。

「AIを使って作った曲を、自分の音楽と言っていいんだろうか。」

今回は、その話を書いてみます。

曲を作ることは、昔から好きだった

昔から、曲を作ること自体は好きでした。

ピアノを弾いたり、メロディを考えたり、歌詞を書いたり。

頭の中にある感情や景色が、少しずつ音楽になっていく時間は好きです。

ただ、それを「完成した一曲」にしようとすると、途端にやることが増える。

アレンジを考えて、演奏して、歌を録って、音を整えて。

やり方によっては、一緒に作る人も必要になる。

曲を思いつくところまでは楽しいのに、誰かに聴いてもらえる状態になるまでが長い。

私はたぶん、その途中で面倒になってしまうタイプでした。

「曲を作りたい」という気持ちはある。

なのに完成しない。

音楽をやりたくないわけではなくて、その間にある工程の多さに負けていたんだと思います。

AIで、その距離がかなり短くなった

今の音楽制作では、Suno AIやChatGPTを使っています。

まず私が、作りたい曲のテーマや景色を考える。

そこからChatGPTと歌詞を詰めたり、どういうサウンドにしたいのかを考えたりして、Suno AIで形にしていきます。

一度生成したら終わり、という感じでもありません。

聴いてみて、

「なんか違う」

となって、また作る。

サビは好きなのにAメロが違ったり、全体は好きなのに声がしっくりこなかったり。

何度も聴いて、その中から残したいものを選ぶ。

曲が決まったあとも、ジャケットを作ったり、MVを作ったり、どう見せるかを考えたり。

以前だったら途中で止まっていたところを、最後まで進められるようになりました。

私にとってAIは、「何もしなくても作品を作ってくれるもの」というより、

「作りたいと思ったところから、完成するところまでを近づけてくれるもの」

なのかもしれません。

これは、自分の音楽なんだろうか

とはいえ、始めてから少し考えました。

AIが演奏して、AIのボーカルが歌っている。

それを「私の音楽」と言っていいんだろうか。

もっと私がピアノを弾いて、メロディを全部作って、それをAIにアレンジしてもらう。

そういう作り方も考えました。

たぶん、その方が自分の中でも「ちゃんと作った」と分かりやすく感じられる気はします。

でも同時に、

「たぶん私、それだと面倒になってやらなくなるな。」

とも思いました。

身も蓋もない。

でも、たぶん本当にそう。

私は、音楽の作り方そのものを証明したくて音楽をやりたいわけではありません。

頭の中にあるものを曲にしたい。

完成させたい。

できれば、誰かにも聴いてもらいたい。

そこまで辿り着ける作り方が今の方法なら、それでもいいんじゃないかと思うようになりました。

不思議と、ちゃんと愛着は湧いた

始める前は、AIで作った曲にどれくらい愛着を持てるのかも、よく分かっていませんでした。

でも実際に作ってみると、普通に悩みます。

この歌詞は違う。

この音は好き。

こっちのテイクの方がいい。

いや、昨日は良いと思ったけど今日聴いたら違う。

そんなことを何度も繰り返す。

そして最終的に「これを出したい」と決めた曲を何度も聴いていると、不思議とちゃんと自分の曲という感覚が出てきました。

最近公開した、

「間違ってないだけ。」

「満たされてるはず。」

も、そうやってできた曲です。

どちらも、完成するまでに何度も聴いた。

MVを作っている間なんて、さらに何十回聴いたか分からない。

さすがに聴きすぎです。

それでも公開するときには、「できたな」と思いました。

少なくとも今の私は、この感覚を結構気に入っています。

「ちゃんと作る」より、作り続けられる方へ

AIを使った音楽をどう考えるのが正しいのかは、まだ私にも分かりません。

これから作っていく中で、考え方が変わることもあると思います。

自分で演奏する割合を増やしたくなるかもしれない。

逆に、もっとAIに任せる部分が出てくるかもしれない。

今はまだ、その途中です。

ただ一つ、今のところかなりはっきりしていることがあります。

「作り方にこだわって何も完成しなくなるより、私は、続けられる方法で作りたい。」

AIのおかげで、昔からやりたかった音楽を、ようやく「活動」にできました。

それならまずは、この方法でやってみようと思っています。

そんなわけで、音楽をはじめました

スタジオ スコシナナメから生まれた音楽は、SUKOSHI NANAME MUSICで公開していきます。

そして今は、

「午前4時の誤作動」

という、スタジオ スコシナナメとはまた違う世界のアーティストも動き始めています。

Webアプリを作って、

文章を書いて、

アニメを作って、

今度は音楽まで始めました。

こうして並べると、ますます何屋なのか分からなくなってきました。

まあ、それくらいでいいのかもしれません。

やりたいものを、そのとき作れる形で作る。

その中に、音楽も加わりました。

日常を、すこしナナメから。

今度は、音でも。